英歌舞 - 中国戦舞

2025-09-17

英歌舞は、漢民族の舞踊形式の一つで、広東省潮汕地域(汕頭、潮州、揭陽)、汕尾の一部地域、福建省漳州などの地域で流行している南派武術や演劇などの地方芸術を融合した民間広場舞踊です。中国香港やタイなどでも広く行われています。英歌舞は、水滸伝の英雄たちをテーマとした舞踊の三種類の一つであり、閩南文化圏における民衆の精神性を反映しています。

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潮汕地域の英歌舞は、畲歌、演劇、舞踊、武術を統合し、独特の歩法、身振り、槌法、陣法を持っています。土風のようでもあり、武舞のようでもあります。剛健で雄々しく、粗獷で奔放な舞姿は、圧倒的で威厳ある強さと豪快さを構成し、力と美の衝撃を与えます。英歌舞で演じられる役は『水滸伝』の英雄豪傑たちですが、表現手法は非常に抽象的で、物語の展開や人物の個性を具体的に描写するのではなく、戦闘の情景や熱狂的な雰囲気を演出し、英雄たちの集団像を形作っています。人物造形、衣装小道具、身体の動き、音響のリズムなどの芸術的処理によって、全体として剛健な美しさを体現しています。英歌舞に見られる舞蛇は、閩海民系における蛇への崇拝に由来します。

2006年5月20日、英歌舞は中国の国指定重要無形民俗文化財(第一批国家级非物质文化遗产名录)に選ばれました。

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英歌舞の主な表現形式は大型の集団舞踊で、舞者は両手に短い木槌(英歌槌)を持ち、上下左右に打ち合い、力強くリズミカルな動きを見せます。演奏時には、太鼓などの楽器と「冬冬喳、冬冬喳、冬冬喳」という英歌独特の太鼓のリズムが調和し、威厳ある壮大で感動的な芸術効果を生み出します。

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