土家織錦

2025-06-04

土家織物「シーランカープ」は古代の実用品に起源を持ち、「シーラン」は寝具、「カープ」は花を意味し、土家族の花模様の寝具を指します。後世では、絹糸・綿糸・毛糸を経緯交差で手織りした模様も「シーランカープ」と総称されるようになりました。社会の発展に伴い芸術品へと進化し、実用性と美的価値を兼ね備えています。

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2006年5月20日、「シーランカープ」の織物技術は正式に第1批国家級無形文化遺産リストに登録されました。
制作には紡績・染色・糸引き・挑織など20以上の工程を経て、伝統的な模様は自然物象・幾何学模様・民俗物語など200種以上に及びます。
婚俗文化の重要な担い手として、かつては土家族女性の嫁入り道具として必須だった「シーランカープ」は、女性の知恵と勤勉を評価する基準でもありました。現在では、無形文化遺産継承者が新型織機の開発や文化創造商品(手提げバッグ・ショールなど)の展開、現代キャンプ文化体験への組み込みを通じ、この伝統工芸を新たな命を吹き込んでいます。

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