巴蜀ぶんか

2025-07-05

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四川盆地は昔から「天府の国」と呼ばれ、巴蜀文化はここで独特の文明図譜を生み出した。三星堆遺跡から出土した青銅の神木、縦目の仮麺は、古代蜀文明を世界に押し上げた。金沙遺跡の太陽神鳥の金飾りは、成都の都市のシンボルとなっている。都江堰水利プロジェクトは世界文化遺産として、ダムなしで水を引き、自流灌漑の知恵で、成都平原を二千年以上にわたって養い続け、今でも洪水防止、灌漑の機能を発揮している。

川劇は「変顔」「噴火」の絶技で知られ、高腔、昆腔、胡弓、弾戯、灯戯の五腔を融合させ、「一戯多腔」の芸術的特色を形成している。『白蛇伝』の青蛇の武旦公演、『牡丹亭』の昆腔の吟唱は、巴蜀芸術の兼備を体現している。蜀繍は「両麺刺繍」の技術で知られ、針法は十二種類に達し、芙蓉鯉、パンダなどの模様は海外に輸出されている。

食文化の麺では、四川料理は「一菜一格、百菜百味」として知られている。麻婆豆腐の麻、辛さ、熱さ、香り、宮保鶏丁の糊辛ライチの味、回鍋肉の味噌の香りが濃厚で、四川料理の味覚レベルに対する究極の追求を体現している。火鍋はさらに牛脂鍋の底、毛の腹、黄喉などの食材で、巴蜀の飲食の代表となった。

文学と哲学の麺では、李白の「蜀道難」、蘇軾の「大江東去」は、巴蜀を背景に胸の内を表現し、揚雄の「方言」、郭沫若の「女神」は、巴蜀の文人の文学と学術における卓越した貢献を示している。現在、成都の寛窄巷子、錦裏古街は、伝統建築と現代商業を結びつけ、巴蜀文化伝承の新しいランドマークとなっている。